最近耳にする『ジョブ型雇用』とは②~さいたま市の社労士、栗田社労士事務所~
日本企業で一般的に採用されているのがメンバーシップ型雇用です。
メンバーシップ型雇用は、年功序列や終身雇用を前提にしており、新卒者を総合職として一括で採用し、入社後にその人たちを各部署に配属させる、いわば人に仕事を合わせる雇用方法です。
日本の多くの企業がこの雇用制度を採用しており、『日本型雇用』とも呼ばれています。
メンバーシップ型雇用で雇用された人材は、会社が大きければ大きいほど、勤務する場所も、業務範囲も多岐にわたります。
数年ごとの転勤や異動も行われ、職種や仕事内容をローテーションすることで適性を見極め、会社の中核を担う人材を育てていくというわけです。
メンバーシップ型雇用の労働者側のメリットは、経験のない業務でも1から覚えられることや、業務の幅が広いため、さまざまなキャリアアップ、スキルアップの機会が用意されていることです。
また給与も役職や勤続年数によって決定するので、安定した生活を確保できるのも特徴といえるでしょう。
企業側のメリットとしては、退職や解雇を想定していないので事業運営が安定しやすく、従業員の愛社精神や忠誠心を育みやすいという点があげられます。
学歴や人柄、自社の社風に合うかどうかで人材を採用するため、人材と企業のマッチングが重要になってきます。
一方で、デメリットとして会社都合で従業員に労働を課してしまう側面もあり、また、労働の範囲が明確に決まっていないため、長時間労働の温床になりやすいという傾向があります。
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