さいたま市の社労士、栗田社労士事務所です。~応募者の能力を掘り下げる行動面接③~
皆さんこんにちは。
さいたま市浦和区を中心に活動している、社労士の栗田です。
今回も前回に引き続き、行動面接がテーマです。
STAR(『Situation(状況)』『Task(課題)』『Action(行動)』『Results(結果)』)に沿って質問をしていくことで、一般的な面接だけでは分からない、『課題に対処する際の冷静さ』『コミュニケーション能力のレベル』『仕事に対する優先順位』『成長の伸びしろ』など、応募者の本質的な部分まで知ることができます。
行動面接は、応募者にとっても、本音ベースで話ができるというメリットがあります。
指南本などに書かれている内容ではなく、自身の過去の経験をもとに話をするため、より自分の実像に近い姿を面接官に伝えることができます。
会社側にとっても応募者側にとってもメリットがある行動面接ですが、導入の際に注意したいのは、応募者全員に同じ質問をするということです。
特に面接官が複数いる場合には、あらかじめ質問項目を共有して、同じ質問を行わなければいけません。
面接を受ける応募者全員に同じ質問をしないと、それぞれの行動特性の違いが分からず、同一の視点で評価することが不可能になってしまいます。
また、自社が求める人物像を明確に設定し、評価基準も採用担当者の全員で共有しておくことも大切です。
求める人物像と評価基準がないと、応募者の個性を明確にすることばかりに尽力してしまい、どのような人材に注目すべきか分からなくなってしまいます。
しまいには、チームプレーのできる協調性の高い人物を欲していたのに、個人の能力だけが高いスタンドプレイヤーを採用してしまうといったミスが起きるかもしれません。
全ての採用担当者が、同じ面接の方法で同じく理想とする人材を探せるよう工夫しましょう。
仕事への向き合い方は、その人の価値観や考え方がストレートに表れます。
応募者が自社で働いている姿をリアルにイメージできる行動面接は、これからのスタンダードになっていくかもしれません。
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さいたま市浦和区上木崎7-11-23-702
栗田社労士事務所
特定社会保険労務士 栗田 隆之
TEL:090-9130-9483
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