さいたま市の社労士、栗田社労士事務所です。~建設現場の安全対策を徹底するには②~

query_builder 2022/03/16
ブログ

こんにちは。皆さんこんにちは。


さいたま市浦和区を中心に活動している、社労士の栗田です。


次に、建設業界で取り組まれている安全対策の事例をみてみましょう。

たとえば、安全衛生に関する規格を独自に策定し、現場全体への周知を徹底したり、男性ではなく女性の筋力を前提として誰にでも適応する安全対策を図ったり、代表取締役が現場を自ら訪れて監査することなどは、よく取り組まれている事例のひとつです。

また、『ヒヤリハット』と呼ばれる事故の事例や対策を周知する取組みも効果的です。

その名前の通り、重大な事故や災害につながるかもしれない、ヒヤッとしたりハッとしたりするような小さな出来事を報告しあい、認識することで事故を未然に防ぎます。


労働災害における経験則として知られる『ハインリッヒの法則』によれば、重大な事故1件が発生する背後には29件の小さな事故があるそうです。

そして、その背景には300件のヒヤリハットがあるとしています。

重大な事故を防ぐには、前兆ともいえる小さなミスを見逃さないことが大切です。

ミスやエラーがあった場合にはその都度、原因をしっかり調査して改善することで、重大な事故を防ぐことが可能なのです。


また、厚生労働省では平成23年から『「見える」安全活動コンクール』を実施しています。

「見える」安全活動とは、現場における危険性、有害性を可視化(見える化)することで、意識を向け、安全を維持する活動のことをいいます。

たとえばこれまでにも、『蛍光シールによる安全帯使用状況の見える化』や『“携帯式熱中症計”による作業環境の見える化』など、さまざまな取組みが紹介されてきました。

厚生労働省のホームページでは、ほかにも過去の事例を閲覧できます。

見える化に焦点を定め、自社における安全への取組みを検討してみるのもよいかもしれません。


建設業においてもっとも重要視されるのは、安全対策です。

今後も点検項目は増えていくことが予想されますので、ときには他社の取組みを参考にしながら対策を講じていきましょう。


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さいたま市浦和区上木崎7-11-23-702

栗田社労士事務所

特定社会保険労務士 栗田 隆之

TEL:090-9130-9483

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